nukunuku510’s diary

予告なしに修正することがあります。よろしくお願いします。

滑り込みセーフでムビナナをキメたオタクの覚書

※この文章にはド新規の偏見が多分に含まれています。

 

9月28日に千秋楽を迎えた「ムビナナ」こと「劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD」。私の初鑑賞は9月27日のDay1応援上映回でした。

このまま「楽しかったな~」で終わらせるつもりだったのですが、新規ファンでいられるのも今のうちだと思い記録してみることにしました。長くなりますがよろしければお付き合いください。

 

◆基本ステータス

アイドルマスターSideMのオタク

・三次元アイドルのFC会員だった期間アリ

・公式ファンブック(?)を読ませてもらったことがある

・かなり前、いいから聞けと「i7」を借りたことがあるのでライブラリに追加済み

・「RESTART POiNTER」と「ササゲロ -You Are Mine-」だけよく聞いてる

 

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ベッドでごろごろしていた日のこと。友人から突然映画に誘われました。彼女がアイナナに熱を上げていること、アイナナの映画があるらしいことは知っていたので尋ねるとドンピシャ。「まあ見てみるか~」と綿毛のように軽い気持ちで承諾しました。それが全ての始まりとはつゆ知らず———。

 

ちなみにムビナナ前の知識がこちら。(画像はカラオケで「RESTART POiNTER」を歌った際に出てきたもの)

お兄ちゃんが白い髪なのは覚えてたんだよなあ。

 

当日。公式セトリCD(呼び方が分からない)も教えてもらったもののガッツリ予習するほどの気力はなく、1、2曲だけ聞いて家を出ました。

まずは、スタバでフラペチーノ片手に公式サイトを確認。その時点では「どこからでも開けられる袋が苦手な人(=狗丸トウマ)」にキュンキュンしていたことを覚えています。友人のプレゼンを聞き、即席でぼんや~りと知識をつけました。

ぼちぼち映画館に移動すると、痛バを持った方がちらほら。平日にも関わらず結構人来るもんだな〜と呑気に人間観察をしていました。願いが叶うなら、記憶を消して上映前の自分に戻りたいです、本当に。

 

友人のペンラを借りてきょろきょろしていると予告が終わり本編が始まりました。

あのねえ、オープニング映像があるなんて聞いてない!そんなん本物のアイドルのライブじゃん!!!地元の映画館に来たはずなのに、着席したのはなぜかアリーナの観客席だったんです。なんで!?!

現地ならではの、メンバー1人1人の映像が流れて「そろそろ始まるぞ!」ってボルテージが上がる感じ、たまらないですよね。この時点でもう楽しかったです。

 

以下、印象に残ったポイントについて。観察眼がよわよわすぎる&記憶が薄れ始めているのでだいぶアバウトです。

 

MONSTER GENERATiON

どこで聞いたかは思い出せないけど、聞いたことがありました。何かのBGMになってたのかな?正直なところ、歌+ちょっとダンスくらいに思っていたので、いきなり想像の5倍踊っていて驚きました。ちゃんと振り付けした方がいるってことですよね。しかもバックダンサーまで。なにこれ、ただのライブじゃん。1曲目から完敗です。まだ個人個人を気にする余裕はなく「これがアイナナのキャラか~」とただただ圧倒されるばかりでしたが、ひとまず王道キラキラグループとして理解。

ペンラの振りなんですけど、上げることはあっても下ろすことはあまりなかったので新鮮でした。

 

RESTART POiNTER

知ってる曲来た~~~!そして何度も聞いているからこそ分かったんですけど、ライブ用に音源新しく録ってませんか……????映画館の音響で聞いたから違って聞こえたのかもしれませんが、ムビナナの「「「本気」」」をここで感じました。

個人的な話なんですが、実は今いろいろあって人生お休み中なんです。なんとなくメロディが好きで聞いてきたけれど、よく考えたらタイトルの「RESTART」は「再出発」。これまで何度も耳にしてきたはずの「また新しい夢を見ようよ」という歌詞が、強く優しく胸に響きました。この曲が物語の中でどのような位置づけなのかはまだ分かりませんが、自分にとって大切な1曲を見つけられたような気がします。さっそく号泣していたので、アイドルたちの姿はあまり覚えていません、無念……。

 

ZONE OF OVERLAP

初めて見るのになぜか知っている……!ギリギリでいつも生きていたい某グループと同じかほりを感じて嬉しくなりました。パフォーマンスではオラオラしているのにプライベートではペット溺愛してたりするんでしょ。実はピアノ弾けたりするんでしょ。ギャップで攻撃してくることは知ってるんですよ。

階段を降りるにつれてマグマみたいなアツアツ液体が流れてくるのがとてもよかったです。狗丸トウマさんのことを思い出して、ペンラはとりあえず赤にしていました。

 

DAYBREAK INTERLUDE

あ~~~~!!これ小室哲哉の曲でしょ!!!!と隣の友人をガクガク揺さぶりたい気持ちを必死に堪えながら拝見しました。お噂はかねがね。サビのダンスがとても好きです。あと4回目のWow-Wowで陣形がばらけるところも好き。

実際の力関係は存じ上げないのですが、センターの九条天さんが美丈夫2人を従えているように見えてかわいさ満点でした。それと「八乙女楽さん=2回フラれた蕎麦屋」は覚えていたので、お蕎麦屋さん頑張ってるなあと思いながら白いペンラを振っていました。

 

Last Dimension

さっき知ったんですけど、これ引き金をひくのは誰だの歌だったんですね!?!しかもムビナナで聞いたのはライブだけのアレンジ!?どうしてオタクの好きなものがバレているんですか……???

途中でバックダンサーの女性が写ると思うのですが、ちゃんと衣装のデザインまで作り込まれているのに驚いてついそちらを目で追ってしまいました。

あ、そういえば前後のMCでつなしさんが、初めて来た人もいる前提で話をしてくれたのが嬉しかったです。好き。

 

Re-raise

楽器はだめだろ!!!!!!!!!!!!と叫びたかったのでいま叫びます。

完全に「魅せ方」を分かっているお2人でした。あと千さんのポニテいいな…♡って思ったのもたぶんここから。

ショーみたいで素敵と見入っていたのですが、最後の最後で椅子が出てきました。なんで????椅子はだめだろ!!!!!!!!!!!!!!!ちなみにSideMのライブにも椅子が登場するのですが、私は椅子に情緒を握られる星のもとに生まれてきたのでしょうか。

MCもご覧になりましたかみなさん。見る前から「夫婦漫才が売りだよ」とは聞いていたものの、あそこまで二人きりの世界だとは思ってもみなかったので完全に置いてけぼりでしたよ。洗礼を受けた気分です。どんだけ強火オタク極めても勝てないじゃん。

 

衣装替え

光学顕微鏡みたいな映像、人造人間みたいなアイドルたち、推しの名前を合法的に呼べる時間。完璧すぎる。まだ名前と顔が一致していなかったので日和ってしまいましたが、せっかくなら叫べばよかった。

 

BEAUTIFUL PRAYER

肩出し衣装の九条天さんが良かった。以上。

 

Incomplete Ruler

あのさ~~~~私は友人に聞いたから知ってるけど、この2人って生き別れた双子なんだよね??????どうしてユニットが違うのに2人で歌わせるの????と、僅かな知識でも激ヤバデュエットであることは瞬時に察した(上映後、アイナナ世界線のファンは2人の関係性を知らないと聞いてひっくり返った)。

それにしても「膝が土を舐める」って歌詞をアイドルに歌わせるのすごいな……。

 

Pieces of The World

全員揃うとステージぎゅうぎゅうでいいですね!ユニットの雰囲気や方向性は一見バラバラなのに、16人の力が合わさると一体感しかない。様々な垣根を越えて1つのステージを作り上げたアイドルたちの姿にワクワクすると同時に、これで終わりなんだなって少し切なくなりました。

 

Welcome, Future World

ちゃんとアンコールがある!!!!すごい!!!!!やっぱりアンコールはTシャツだよね!!!そしてまたいかにもって感じの、みんながわちゃわちゃできそうな曲……!!!誰と誰の絡みが、みたいなことは一切分からないので、分かったら楽しいんだろうなあと思いつつ、とにかく平和な気持ちで眺めていました。

 

エンドロール

私がピアノアレンジとかinstrumentalを好んで聞くこと知ってた?ありがとう。

場内から自然に拍手が湧き上がるのがとても素敵でした。

 

劇場内の明かりがつくと夢から覚めたような、魔法が解けてしまったかのような、ふわふわとした心地でした。友人も私も言いたいことがマシンガンのように止まらなかったので、適当に居酒屋に入り乾杯。飲み始めて数分、私はあることを口にします。

「ねえ、やっぱり明日も行かない?」

 

私も友人も、もともとDay1だけ見に行く予定でした。私はゲームもアニメも見ていない、いわゆる「マネージャー」ではない人間です。ハマるかどうか分からなかったし、いわばトライアル鑑賞。この段階では100%陥落したとは言えない状態でした。でも、分からないことの方が多くても、推しがいなくても、「もっと見たい」と思えるような、そんなライブだったんです。見納めのつもりで誘ったという友人も賛成してくれて、善は急げとその場で映画館の座席を予約。我々はDay2、真の千秋楽へ向かうことになったのです。

居酒屋では友人がiPadとイヤホンを取り出してMVやら過去のライブダイジェストやらを見せてくれたので、店員さんは(怪しい2人組だなぁ)と思ったことでしょう。すみませんでした。

 

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Day2当日、私は集合時間を早めてもらいました。話したいことが多すぎたからです。

 

Day1後、帰宅してからまずしたことは千さんについてのリサーチでした。終盤のMCで聞いた「若いの、囃し立てて(うろ覚え)」にときめいてしまったからです。クールそうに見えてお茶目な年上おにいさん。けしからんポニテ。泣きぼくろ。最高です。

気になったものはとことん調べてしまう性質なので公式サイトを見て、pixiv百科事典を見て、二次創作を探して……(よい子は絶対真似しないでください)と充実したインターネット・タイムを過ごしました。なお、BGMは「DAYBREAK INTERLUDE」をヘビロテ。

ところが、途中からなぜか百さんのことを調べ始めたんですよね。友人から聞いた「同級生の春原くんとの存在しないエピソード」が遅効性の毒のように効き始めたのです。そう、私は生粋の夢女。自分の人生に関わりそうな男に弱い。ふぅんお姉さんがいるんだ……へぇ、サッカーね……など、知ってはいけないであろう情報まで吸収してしまいました。ダメなオタクのお手本で申し訳ない。

そんなこんなでDay2はRe:valeに注目しよう!と決めていました。その結果がこちら。

「アイナナ世界線のRe:valeのオタクってこんな感じかな」とイメージしながら着色しました。

まだ明確に推しと決まったわけではなくても、「アイドルのライブに向けて支度する」という行為自体がとんでもなく楽しかったです。

 

2日目もファミレスでMV鑑賞会。店員さん、驚かせてすみません。キャラクターについてはなんとなく把握できたので、Day2の楽曲をメインにYouTubeを見ながら教えてもらいました。それにしても、公式チャンネルの名前が「アイドリッシュセブン公式」とかじゃなくて「大神万理」なのが天才すぎる。考えた人すごい。

 

Day2は本当の本当に最後、ということもありDay1よりも人が集まっていました。田舎の小さなスクリーンとはいえ3分の2くらいは埋まっていたと思います。学校帰りの高校生なんかも来ていて、青春だなあと微笑ましくなりました。

そもそも、基本的にアイドルのライブって当選する人と落選する人がいるわけじゃないですか。それが、映画だと座席を確保できる確率が格段に上がる。毎日上映していれば自分の都合のいい時間に見に行くことができるし、また見たくなったら何度でも通える。ライブの良さを保ったまま、あらゆる層を救済しているのが親切で画期的だと思いました。

 

Day2もゆるゆる感想を。記憶の欠落が甚だしい。

ササゲロ -You Are Mine-

セトリが変わってササゲロが来ることは知っていました。でも、こんなにすぐ来ると思っていなくて、めちゃめちゃ油断していたんです。私の人生において、電話の機械音にあれだけ興奮できる場面は後にも先にもムビナナだけでしょう。

もともとヒャダインさんの楽曲が好きということもあり、つい聞き入ってしまってパフォーマンスを隅々まで見ることができなかったのですが、全体を通して棗巳波さんがŹOOĻに所属している理由が分かった気がします。ワイルドなテイストのグループに1人だけ混ざっている物腰柔らかそうな美人さん。初めは少し不思議に思いましたが、ササゲロを経て完全に納得しました。

束縛彼氏が不意に本音と弱さを見せたから受け入れてあげようかな……と歩み寄ったところで、もしかしてそれさえも戦略?嘘だったの?と思わせてしまう、「なんてね」の一言。攻撃力が高すぎます。荒野にぽつんと咲く花は実は猛毒を有していたんですね。たまりませんね。正直、これを見られただけでももう元取れたなと思っていたのですが、ムビナナの猛攻はまだ続きます。

 

Crescent rize

知ってます!!!ファミレスで予習しました!!!!昭和初期の舞台設定をお出しされると問答無用で好きになってしまいます。感謝。

ところが、たしかにムビナナのステージで見たはずなのに、MVの印象が強すぎてびっくりするほど覚えてないんですよね。隣の友人が「三日月ほどの幸せでいい」と呟いた八乙女さん(たぶん)に「謙虚!」とレスポンスしたところで記憶が途絶えている。

有識者が声を揃えて「あのMVのストーリーは私たちも分からないから安心して」と話していたので、今後明かされることを信じて見守りたいと思います。

 

激情

はい。問題のやつ。

ここでまた1つカミングアウトしたいのですが、実はいきものがかりのファンクラブに入っていた時期があるんですよ……。「激情」の作詞作曲はいきものがかり水野良樹さん。好き確定曲。楽曲提供も豪華だなあ!

好きブーストがかかってしまったからか、「激情」だけやたら体感時間が短かったです。あっという間に終わってしまった。

やっぱりラスサビの炎が最高でしたね!Re:valeさんは王者だと聞いていたし、余裕たっぷりの「Re-raise」もあったしあんまり無茶(?)しないと思っていたのですが、めっちゃ燃やすじゃんとびっくり。貫禄がありながら、若手に負けないぞというガッツが感じられる1曲でした。炎のそばで踊るのは結構熱いと聞いたことがありますが、そんなの微塵も感じさせない涼しい顔でガッツリ踊る2人、かっこよすぎる……!個人的見返したいシーン第1位です。

 

衣装替え

Day2はちゃんと全員の名前を呼ぶことができました。友人が設定してくれたおかげでペンラの色もばっちり。分かるって楽しいですね(チャレンジ一年生のCM?)。

 

本編はこのくらいしか記憶に残っていません。

MCはちょっと覚えてる。最初から最後まで四葉環さんがかわいくて、お友達になりたいなと思った。新メンバー?とか言ってごめん。ファンサタイムもあった気がする。誰を見ればいいか迷っていたら終わっていた。一生の不覚。あと「Re-raise」の前に千さんが「いつもは百に向けて歌ってるけど今日はみんなに向けて歌うね(意訳)」って言ってた。ものすごいマウントだ。友人が途中で「存じております!」って合いの手入れたから笑いそうになった。笑いそうといえば、つなしさんの「みんなかっこいいじゃないか!(うろ覚え)」も吹き出しそうになった。

開演前も、各企業に「ありがとーーー!」と叫んだり、最前列の方の「千秋楽おめでとーーー!」に合わせて感謝を述べたりと、Day1に比べて賑やかな応援上映になったことが印象深いです。本当にライブ会場にいるみたいで、より深く没入できました。

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私が見に行ったのは両日1回ずつのみ。泣いても笑ってもあれが最初で最後のムビナナでした。

一縷の望みをかけて最寄り映画館のホームページにアクセスしても「BEYOND THE PERiOD」の文字はどこにも見当たりません。可能なら、まだ上映しているらしい首都圏の映画館に行きたいものですが、どうやっても難しくて。今ならモンジェネのペンラ完璧に振れるから!!!自分いけます!!!やらせてください!!!!と、荒ぶるパッションを発散できぬまま毎日を送っています。今月末、円盤を見せてもらう機会があるので、その日までなんとか生き延びたいところ。

 

寝込んでばかりの毎日でしたが、ムビナナを見てからポジティブな感情を少し思い出したように感じます。プレイリストを作って覚えた曲を口ずさんだり、ラビチューブを見てたまげたり(オタクに優しすぎて……)おもしろいジャンルに出会いました。

ゲームを始めるのが一番良いと思うのですが、ソシャゲを続ける才能がびっくりするほどないのでまずはアニメから見てみようと思います。もうちょっとで黒子のバスケ見終わるから待ってて。その後はRe:memberとやらを読みたいし、ガチャで一喜一憂したいからやっぱりゲームにも挑戦してみたい。おかげさまで毎日楽しいです。

 

心が弱っているので聞けない曲もあるんです。「Journey」とか「PARTY TIME TOGETHER」とか。ちょっと光が強すぎて却って落ち込んでしまうので。だから、今は受け取れる範囲の「楽しい」でちょっとずつ傷を癒して、ゆくゆくはいろんな曲を聞けたらいいなぁと思っています。

 

ムビナナの制作に関わったすべての方、新規の私を面白がってくれた友達、そして映画館へ連れ出してくれた友人に心からの感謝を述べたいと思います。これからも楽しむぞ~~~!

 

追記

いろんな人から「お前は大神万理に落ちるぞ」と言われました。本当に落ちたらまた何か認めたいです。乞うご期待。